こちらのページでは、WEB上で見られるいくつかの用語・言葉について、
私たちなりの定義・考え方をお伝えしたいと思います。

言葉の定義~同じ言葉でも違う意味が

「集客」・「WEB集客」とは?

他の制作会社様のサービスには「集客します」と書かれていることがあります。
この「集客」という言葉についてお伝えさせてください。

「集客」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
多くの方は「今まで自分を知らなかった人がホームページを見てくれる」ことを思い浮かべると思います。

この意味での「集客」は今では難しくなってきていると考えています。
理由は、インターネットでは基本的に「検索」をきっかけにホームページをご覧になるためです。

よく言われるのが、「地域名+士業の資格名」(例えば「新宿区 税理士」など)で検索エンジン対策をしましょう、ということですが……。
(なお、こちらは対策は「当然」私たちもサービスの範囲内でします。)

ですが、消費者や一般の方の立場で考えてみましょう。

そんな風に新しい税理士さんを探すでしょうか?
仮にそういう方がいたとしても、そのようなキーワードで後発の方が上位に表示されるのは至難の技ですし、人気のあるキーワードは「業者(比較サイトや紹介会社)」が広告で抑えています

またそもそも「地域名+士業の資格名」で検索される回数が少ない場合もあります。
先ほどあげたような新宿区などは多いですが、例えば地方の市区町村名であればどうでしょうか。
月間10回も検索されない場合もあるでしょう。

もしくはホームページ経由でお客様から「申込みがはいる」ことをイメージするかもしれません。

士業を選ぶときのお客様の基準は様々ですが、会ってないのにお買い上げいただくことは、通販の商品以外にはありえません。

このような状況の中で、私たちは安易に「集客できます」とは申し上げないようにしています。
「集客」よりも、ホームページをどうやってご覧いただくか、ご覧いただいた方に先生を選んでいただくために何をどう伝えればいいか、そして受任にどうつなげるかそちらの方が大事ではないでしょうか。
私たちが「目的達成にこだわる」と申し上げるのは、そのような想いを込めているからです。

「ビジネスへの貢献」「成果」とは?

私たちが「目的達成」にこだわっています。
ホームページの目的を達成するとは、先生のビジネスにホームページが貢献すること。
ではこの「ビジネスへの貢献」、一般的によく言われるような意味での「成果」とは何でしょうか?

最終的には「受任を増やす」「お客様を増やす」「売上を上げる」ことだと思っています。

ですがそのためにホームページの「成果」は、先生の考え方や状況、業務内容、ターゲットによって様々だと考えています。

ホームページをご覧いただいた方から直接受任をいただけるような業務内容もあります。
例えば、税務調査など緊急度が高い業務や、許認可申請など業務が明確である場合です。
このような場合は、受任いただくことがそのまま成果といえるでしょう。

反面そうでない場合もあります。
例えば登記申請や、相続対策などは「時機」「タイミング」がこないと発生しない業務です。
「時機」でない場合にホームページをご覧いただいた場合には、ちゃんと「そのとき」まで覚えておいていただくことが、ホームページが果たすべき役割なのではないでしょうか。

先生それぞれの考え方、状況に応じて「成果」は異なるというのが私たちの考え方です。
ホームページにどのような役割をもたせるのか、そしてどのような「成果」を求めるのかその部分からしっかりと決めさせていただくという決意もこめて、「目的達成」と「成果」にトコトンこだわこと、それを掲げてホームページを制作させていただいています。

スタンス~私たちの「こだわり」

月額費用をいただかない理由

月額費用をいただくホームページ制作会社も少なくありません。
これはざっくばらんに、申し上げれば制作会社側の都合ではないかと考えています。

月額費用をいただく根拠は、①月々の更新料などの保守料金、②サーバーの利用料など、③ツール利用料などの3種類がほとんどです。

更新についてお伝えします。
集客を目的としたホームページでは確かにアクセスした人の動向などを見ながらホームページを変更する必要がありますが、多くのホームページ、特に事務所公式ホームページなどで「毎日の更新」が必要なことはあるでしょうか?
またブログなどは更新するかもしれませんが、それも自分でやってしまえばそこまでの手間でもありません。どちらにせよ文章を考えるのは先生ということが多いからです。

ですから月額費用を更新代行代としていただくのは無理があると考えています。

②と③も次の項目でお伝えしますが、「月額費用をいただく根拠」がどうしても弱くなります。もちろん、個別に更新代行としてであったり、広告の運用代行で私たちも月額費用をいただくことはあります。
ですが、ホームページを維持するだけで、「月額費用」がかかるのはいかがなものかなと考えています。

私たちの基本的なスタンスとして、月額費用をいただくくらいなら、その分をチラシやWEB広告などの認知を広げる活動に使ってほしいということがあります。

独自システムや独自CMSを使わない理由

上記の月額費用の根拠の②と③にかかわる話です。

サーバー代ですが基本的に【ゼロワン】ではお客様に直接契約いただいています。またシステムもWordPressというオープンなシステムを使っています。

これを言い換えると、「もし私たちではなく、他の会社を選びたくなったときに、変な縛りをしたくない」という私たちのスタンスになります。

少し詳しくお伝えします。
仮にサーバーの契約やドメインの契約が制作会社がもっているとするとどうでしょうか?その制作会社との契約を辞めるときに言ってみれば、サーバーとドメインの権利を「人質」にされていることになります。

また独自のシステムを使っていると、多くの場合に乗り換えコストがかかります。例えばですが、今はだいぶ変わりましたが、WindowsからMacに乗り換えるときにファイルの互換性やシステムの互換性がないために文字化けしたり、うまくファイルが開けなかったりということは以前はありました。
私たちはオープンなシステムである、WordPressを使っていますのでもし、私たちから契約を乗り換えたいと思われても「簡単に」できてしまいます。
ですが、もしその制作会社独自のシステムだったらどうでしょうか?
既存のコンテンツを残したまま、他の制作会社に乗り換えるときに、画像を1枚ずつコピペし、テキストもすべてコピペしなければいけなくなってしまい膨大な時間と費用がかかります。
制作会社を変えたリニューアルが大変な理由の一つにもあげられます。

サーバーやドメインの契約をお客様にお願いする理由

これも独自システムを使わない理由と同じです。
「もし私たちではなく、他の会社を選びたくなったときに、変な縛りをしたくない」
ということ。

サーバーやドメインというのは誰に権利が帰属するかが非常に重要になることがあります。

もし【ゼロワン】で制作していただいたあと、そうならないようにはしたいですが、他の会社様でリニューアルを考えたとき、私たちがサーバーやドメインの契約をしていると、移管など先生のお手間をかけることになります。
制作会社の中にはサーバーやドメインを制作会社名義で契約することで、他社に移管させないように「実質的に」縛る会社も少なくありません。
私たちはそのようなことをしたくないという考えから、サーバーやドメインの契約はお客様にお願いしています。

もちろん、取得代行や管理をお願いしたいということであれば対応をしておりますのでご相談ください。

「誠実」な制作会社を目指して

私たちは「誠実」な制作会社を目指しています。自分たちの都合でサービスを設計するのではなく、お客様のことを考えてサービスを設計する、それが私たちのスタンスになります。
あわせて、私たちのことを「パートナー」として考えていただけると嬉しく思います。単なる「外注先」や「業者」として扱われてしまうと、よい提案もできませんし、信頼関係を損ねると思っております。

このような私たちのスタンスの共感していただき、長くお付き合いをいただけると嬉しいなと思います。